20081002_01.jpg最初に言っておきます。

最終回に限っては駄作でした。

最終回に限っては駄作でした。(確認)

何なんだあの最後はヽ(`Д´)ノ!!!

実はXATサイドで一番強いヘルマンが死に、遺志を継いだマレクが
「アンタは僕より弱い!そんなアンタに負けるわけがない!!」
とか大層な事をザーギンに言いますが結果何も出来ずに敗北し、マレクピンチの時にジョセフが最後の最後でザーギンと決着を着ける!
という引きで終わった前回ですが、今思えばあのまま最終回にしとけばよかったんですよ。
マレクは時間稼ぎという大役を担っていたんで、負けは全く問題なかったんですが言ってることがスケール大きすぎるんですよね。
「俺は将来ビッグになる」とかと同じレベル。

そもそもヘルマンとジョセフが共闘していればザーギンに対抗出来そうなもんなんですが、ゲルト殺害の誤解がありましたしね。
ヘルマンはウォルフを倒すのが目的でしたし、ジョセフはヘルマンの事を殆ど知らないので無理はないんですけど、なんだかなー。
これならヘルマン生かしといて、最終話でジョセフの力を借りてゲルトが大復活!
ゲルト(ジョセフ)とザーギンが相打ちになり、瀕死のヘルマンがマレクとアマンダに別れを告げて消滅っていう流れの方がよっぽど良かったと思うんですよ。
それが本編ではゲルト殺害の誤解が解けたのが最終回っていくら何でも遅すぎるだろ。
しかも思念体みたいになった本人から言われて、やっと納得するとか。

で、Wikipediaの項目を読むまで主人公だと分からなかった影の薄いジョセフさんなんですが。
25話中瀕死になること数度という実績から実は弱い部類に入るブラスレイターなんじゃないかと思われるジョセフさんですが。
ザーギン以外のブラスレイターと殆ど戦っていない上に、倒したブラスレイターはゲルトとスノウという味方サイドしか倒していないジョセフさんなんですが。
スノウが死んでた事にびっくりしたのはオイラだけではないハズです。
ザーギンと数回対峙する時は倒れている印象しかないジョセフさんなんですが。
なんでこんな人、主人公にしたんだろ。

結局、ザーギンを倒す所かダメージを与える事も出来ませんでした。
ジョセフの体を借りて一時的な復活を果たしたゲルト(幽霊)でさえ触手を切ったりしてましたし、最強ヘルマン(幽霊)に至っては結構イイ勝負してましたよ。
ジョセフ・・・何て駄目な子。

物語の大筋としては、
いつの間にか他のブラスレイターの使えるようになったジョセフはマレクの高速移動を武器にザーギンと対決するも、アッサリ触手に捕まって小突かれて瀕死に
ドイツ全土を焦土と化す国連軍の爆撃機を撃破すべく、アポカリプスナイツ出撃、戦闘開始
その頃、ちょっと小突かれた程度で瀕死になったジョセフは幽霊化したゲルトの力を借りて大復活しますが、突然すぎる力の発現に視聴者置いてけぼり
アポカリプスナイツは爆撃機撃破するもサーシャが機体もろとも爆死、爆撃機の中から戦闘機出現
ゲルト敗北、続いてヘルマン出撃!
戦闘機撃破するもメイフォン爆死、機械と融合して神になったと喜んでたヴィクターは原因不明のショック死
ヘルマン敗北、ジョセフ復活してザーギンを凌ぐ力を手に入れたと豪語するも普通に敗北
ジョセフの塵を浴びたザーギン及びブラスレイター軍団消滅

5年後、みんな死んだけど思念体でいつでも会えるよ!機械化してる人もみんな!!
よかったねー(END)

細かいところは間違っているかもですが、大筋こんな感じです。
ふざけるのもいい加減にして頂きたい。

特に最後の方は特に酷かったです。
ジョセフはご大層に「俺はお前の力を超えた!」とか何とか言っちゃってるんですよ。
それまでの24話でそんな力を手に入れる前フリは一切ないというか、そもそもジョセフは動いてるより寝てる時間の方が多いですし。
最終話でいきなりマレクの高速移動を使えるようになった時も、理由が全く不明のまま敗北してまた寝ましたしね。
で、起き上がったらパワーアップしてたとか、寝てただけなのに。

最後の対決をするんですが、大方の予想通り串刺しになって負けるジョセフ、勝ち誇るザーギン。
で、ジョセフが何かブツブツ言った後に死んで塵になるんですが、その塵にアンチナノマシンの効果が残ってて浴びたブラスレイターは全滅するというしっくりこない決着でした。
分かるんですよ、血を浴びせる余裕がないので自身を犠牲にするというのも分かるんです。
でもね、もーちょっと善戦しても良かったと思うんですよ。
毎度毎度ザーギンザーギンと地べたから唸っているだけのジョセフなんで、最後くらいはと思うじゃないですか。
ていうか、負けて死ぬのが目的ならザーギンの力超えたのくだりは不要だったと思うんですよ。
期待させるだけさせといて結局負けるのかと。
悪い意味で裏切られました。

で、ザーギン一派消滅後5年が経過してXATは再び立ち直るわけです。
司令官質にはXAT第二班とレーネの遺影がっておい!第一班や第三班は無視かよ!
三班は仲間にミサイルぶち込んだアホとレーネしか見てないので仕方ないとしても、一班は身を挺して助けてくれた仲間なんですが、随分酷い扱いですね。
命を懸けてアマンダとヘルマンを逃してくれた仲間でしたが、アマンダの中ではそんなに大きくない存在だったという事でしょう。
そんな鬼アマンダは教官になって「鬼教官」と呼ばれていました。
アマンダが立て直したのに教官という立場で止まっているのは彼女が希望したからなんでしょうね。
教官の任務を終えたアマンダの希望は退役だったんですが、19歳になったマレクがXATに入りコンビを組まないかとの要請に快く快諾するアマンダ。
唯一の家族に重大な事を秘密にされていたのに、随分嬉しそうです。
マレクを探しに行くと、そこにはジョセフと見間違うくらい成長したマレクの姿が!
と、ここまでは良かったんです。

最後の最後で、融合体のケアを目的としたプログラム(エレアと同類)が死んだ融合体とも会える機能を持っているんです。
どんな超絶イタコ機能やねんと突っ込みたくなりますが、アマンダは目出度くヘルマンやジョセフと再会します。
そこにはメイフォンやシド、そんで何故か敵役だったウォルフやザーギンまで。
って確かブラスレイター専用と話していたんですが、メイフォン達はサイボーグなんですが、ってかレーネに至っては生身の人間なんですが・・・何故そこにいるんでしょう?
ウォルフにブラスレイター化されそうになって自滅したからブラスレイター扱い?
そこらへんの線引きが曖昧すぎて、最初から「超イタコ機能搭載」でいいんじゃなかったのかなーと思えて仕方ありません。

で、本来なら絶対に会いたくないであろう敵役だった人たちまでいたって事は強制償還なんでしょうね。
ザーギンは遠すぎて顔は分かりませんでしたが、ウォルフに至ってはすんごいバツの悪そうな顔をしてましたしねー。
当たり前といえば当たり前なんですが、負け犬に拒否権なしって事ですかね。
尚、この方達はいつでもプログラムを通して会うことができるみたいです。
ワー、ヨカッタネー(棒読み)。

という、死んでいった仲間達の背中を超えて!
とかそういう感じの感動は一気にさめていくのを感じるという複雑な最終回でした。
元々、バンバン死ぬ割にはそういう描写はあんましないアニメだったんですけどね・・・。
ああ、ちなみにアニメーションは最初から最後まで全く劣化なしだったので、そこに関しては非常によく出来たアニメだったと思います。
逆に言うとそこだけが見所のアニメでした。

そーいや、国連軍の最新鋭爆撃機を撃破しちゃったんですが、どーなるんでしょうね。
ドイツに知らせずに出撃させたから文句も言えないので複雑でしょうね。
撃破したツヴェルフは存在しないわけですし、ドイツからすれば国連が勝手に自国を殲滅しようとした事になるので、一気にドイツと国連の緊張が高まりそうですが。
ああ、XATがブラスレイターの救出とか言いつつも前より明らかに規模が大きいのは、そういう有事の際の即戦力になるからってのもありそうですね。
マレクはブラスレイターなままですし。
通常兵器は殆ど効きませんし、更に機械を乗っ取れるという性質から考えようでは世界最強戦力になるわけですし。
うわ、なんかそっちの方がみたいかも。