珍しく技術系デス。
ていうか、そっちがメインになるハズだったのに気が付けば雑文帳になっていて、あれー?という感じがしなくもない今日この頃です。
今発生している口内炎も一段落しましたし、技術系のお話なんぞでも。

SNMPという、TCP/IPからハードウェア情報を提供する機能があります。
これを利用してCactiとかでサーバ状態のグラフ化が可能になって、より管理が簡易化します。
その大元となるSNMPの構築手段ですが、今回は珍しくCentOSとDebianどっちも提供です。忘れられている可能性がありますが、一応Debian構築してるので。
ネタがないので文章化の機会をことごとく失っただけってやつです。
SNMPサーバインストール
yum -y install net-snmp
※CentOS
aptitude -y install snmp snmpd
※Debian


インストール後、各種設定
上記設定は、CentOS、Debian共通なので、そのままコピペでも問題ありません。
vi /etc/snmp/snmpd.conf
#com2sec notConfigUser default public
com2sec local localhost local
com2sec mynetwork 192.168.0.0/24 public
※ネットワークアドレスは各自の設定に合わせる

#group notConfigGroup v1 notConfigUser
#group notConfigGroup v2c notConfigUser
group MyROGroup v1 local
group MyROGroup v2c local
group MyROGroup v1 mynetwork
group MyROGroup v2c mynetwork

#view systemview included .1.3.6.1.2.1.1
#view systemview included .1.3.6.1.2.1.25.1.1
view all included .1 80
※ハードウェア情報をどこまで公開するかの設定(上記は全て公開)

#access notConfigGroup "" any noauth exact systemview none none
access MyROGroup "" any noauth exact all none none
access MyRWGroup "" any noauth exact all all none
※上記までがSNMP公開用の設定

syslocation Seizyuro Sakaki (edit /etc/snmp/snmpd.conf)
syscontact root (configure /etc/snmp/snmp.local.conf)
※公開時の所有者とメールアドレスを自分のものにする(デフォルトでもOK)

#disk / 10000
disk / 10000
※ディスクスペース情報表示設定


SNMPdを起動
/etc/rc.d/init.d/snmpd start
※CentOS
/etc/init.d/snmpd start
※Debian


起動確認を行う
snmpwalk -v 1 -c public 192.168.0.1
※クラス名、IPアドレスは設定に合わせる

上記コマンドを実行し、ハードウェア情報がずらずら〜っと表示されれば、SNMPサーバの設定完了です。

ですが、Debianでは最初から127.0.0.1で待ちうけしているので、上記コマンドではエラーが出てしまう可能性があります。
待ち受け状態の確認と、修正を行う必要があります。
netstat -an
udp 0 0 127.0.0.1:161 0.0.0.0:*
※SNMPで使用する161のポートが127.0.0.1でしか待ち受けしていない

#vi /etc/default/snmpd
SNMPDOPTS='-Lsd -Lf /dev/null -u snmp -I -smux -p /var/run/snmpd.pid'
※127.0.0.1の部分を削除し、上記の設定にする

SNMPDの再起動後、netstatで0.0.0.0:161と待ち受けがなっていれば完了です。

この構築をする事で、CactiやMRTGの構築を行えます。
またWindowsクライアントでもSNMPは存在するので、一括で管理する事も可能です。